【恋愛催眠術】プラシーボ効果を使った恋愛コミュニケーション術
こんにちは。
ズシです。
みなさんはプラシーボ(プラセボ)効果という言葉を聞いたことはあるでしょうか？
別名”思い込み効果”とも呼ばれる、主に催眠療法やカウンセリングの場で使われているテクニックです。
プラシーボ効果の例としてよく挙げられるものに、
お医者さんが『風邪ですね。お薬出しておきますね。』と言って渡したものがただのラムネ菓子でもそれを飲むことによって風邪が治ってしまうというものがあります。 (この処置を(偽の薬を渡して治す)偽薬と呼ぶこともあります。)
このように思い込みが体や心に作用するという現象は、今ではテレビや雑誌でもたまに取り上げられているので存在自体はかなり知れ渡っているかと思います。
さて、
先ほどプラシーボ効果によって効くはずの無い薬を渡されたにも関わらず、飲んだことによって風邪が治った例を挙げさせて頂いたのですが、ではなぜ薬は体に影響したのでしょうか？
この薬が体に作用した理由として”病院のお医者さん”が処方したからというものがとても大きいです。
人は基本的に権威のある人や固定概念を疑うことなく生活しているので、”病院の先生”という肩書きがあれば、
『信頼のおける病院の先生が処方した薬なのに作用し無いわけがない。』
という概念が無意識的に定着してしまっているので、自動的に、先生への信頼→薬への信頼→これを飲めば良くなるという自己暗示→体に作用、といった順序で心(脳)から体へ作用していき、風邪が治るということが起きます。
これが例えば、どこの誰かも分からないおじさんに『体調悪そうな顔しとるな。これ、おれが開発した風邪でもなんでも治してしまう薬なんや。あげるわ。』と言いいながら渡されて飲んだとしても、恐らく大抵の場合は体調が良くなるどころか悪くなるでしょう。(普通なら怖くて飲まないですが(笑))
例えその薬に効果があったとしても、
信頼できない→不安感→体調不良という風に薬のポテンシャルを超えて精神の方面から体調を悪化させてしまうということだってあり得るのです。
つまり、”誰がプラシーボを行った(例:薬を渡した)のか”ということが大変重要になってくるテクニックなのです。
例えばプラシーボ効果を恋愛の場で活用するとして、
あなたが初対面の女性に『ここはおれの中では特別なデートスポットでさ。ここにデートに来た相手とは必ず恋人同士になってるんやんね。(笑)』と言ったとします。
果たしてこれでプラシーボ効果は作用するでしょうか？
おそらくしないでしょう。
むしろ気持ち悪いと思われるかもしれません。
初対面の相手に対して特別な信頼感は抱いていないでしょうし、さらに権威性もないとなれば、安心感からの思い込みどころか、不快感からの思い込みでマイナスイメージを与えてしまいかねません。
ではこの場合、どう言い回しを変えれば効果的かと言うと、
『ここってめっちゃ特別なデートスポットらしいよ！◯◯(TV番組)に出てた◯◯さん(仮に有名な心理学者とします)がここには◯◯効果を起こさせる景色や匂いの効果があって、一緒に居る人とカップルのような気分にさせることで知られてるらしい！
やけん最近ここは◯◯県でも一番デートに選ばれる場所になってるぽいよ！』
どう変わったか説明すると、
まず、”◯◯TV”という発言で、一般的に信用されやすいマスメディアの権威性を付け、
誰もが知っている可能性の高い有名人の発言という権威性を付け、
◯◯効果といういかにも学術用語っぽいもので効果の信頼性を上げ、
多くの人がその効果を信じて集まって来ているという多数派意見によって信頼性を上げるという要素を織り交ぜました。
プラシーボ効果を使う際、権威性＆信頼性はある程度必要になってきますが、何も自分の持つ権威である必要はないということです。
何かを言ったり行ったりする時に、他人の権威を借りたり、用語や多数派意見を伝えることによって効果は上がっていきます。
『思い込みによって期待できる効果なんか知れてるやろ。(笑)』と侮るなかれ。
僕たちは日常的に多くの思い込みによって生活をしています。
テレビで専門家が出てきて、その人のすすめた食事法をして痩せた、体調が良くなったであったり、日本一美味しい寿司屋という肩書きのお寿司屋さんに行ってお寿司を食べると美味しく感じる度合いが上がったり(実際は日本一美味しいという肩書きは嘘と仮定します)と、あらゆるところに思い込みが溢れています。
そんな思い込みをもしコントロールできるようになれば、、、。
はい。
※プラシーボ効果は悪い方(いじめや犯罪など)にも効果を示してしまいますので、くれぐれも悪用はしないようお願いします。
では。
