女性と男性のコミュニケーションが成立しない理由
こんにちは。
ずしです。
例えば、『彼女と同じ言葉(言語)を使って話しているのにどうも会話が成立しない。』
『あの人の表現は感覚的過ぎて結局何を伝えたいのかさっぱり分からない。』
なんて感じたことは無いでしょうか。
一般的には”コミュニケーションは普通成立している”と思われていることが多い(というかこんなことを考えてすらないかも)ですが、
大抵の場合浅いレベルで自分に都合よく受け取ってしまっていたり、自分にとって最も分かりやすい言葉を使うことで相手に間違って受け取られたりしています。
まず本編に入る前に、”コミュニケーションは基本的には成立していない”ということを念頭に置いて読み進めて下さい。
コミュニケーションとはそもそも何か
コミュニケーションって聞くと何が思い浮かびますか?
たぶん大体の場合は人と人が向かい合って会話している風景をイメージするでしょう。
確かにそれもコミュニケーションです。
しかし、これはたくさんあるコミュニケーション手段の中の1つに過ぎません。
みんなコミュニケーション=会って話すものと思い込んでしまっているためにコミュニケーションのバランスが悪くなってしまっているのです。
そもそもコミュニケーションというのは自分の意思や考えを伝えるということを指すので、声で伝えなくてはいけないという決まりは無いのです。
例えば会話以外のコミュニケーション手段にはジェスチャー、アイコンタクト、手紙などが挙げられます。
いろんなコミュニケーションの手段を混ぜ、バランスを取って初めて部分的ではなく広い意味でのコミュニケーションが成立します。
『よし!コミュ力上げるために勉強しよう!』となった時には、会話以外のコミュニケーションについても勉強してコミュニケーションマスターになってやりましょう。
【男性と女性のコミュニケーションが事故を起こす理由】
さて、では次に男女のコミュニケーションが事故を起こす理由について話していきます。
(正確には”男性脳と女性脳”のコミュニケーション事故を指します。)
『いや、事故なんか起こしたこと無いし。』という人はあなたがパートナーと脳の作りが似ているか、すでに生きる中で得てきたコミュニケーション能力によって回避できたからです。
実際男女間でのコミュニケーション事故は街を歩けばそこら中で発生しています。
例えばよく例に挙げられるものに、
女『車のエンジンがかからないの…』
男『あらら?バッテリーかな?ライトは点く?』
女『昨日まではちゃんと動いてたのに。なんでいきなり動かなくなっちゃうんだろう。』
男『トラブルって怖いよね。で、バッテリーかどうか知りたいんだけどライトは点く?』
女『今日は○○まで行かなきゃならないから車使えないと困るのに』
男『それは困ったね。どう?ライトは点く?』
女『前に乗ってた車はこんな事無かったのに。こんなのに買い替えなきゃよかった。』
男『…ライトは点く?点かない?』
女『○時に約束だからまだ時間あるけどこのままじゃ困る。』
男『そうだね。で、ライトはどうかな?点くかな?』
女『え?ごめんよく聞こえなかった』
男『あ、えーと、、ライトは点くかな?』
女『何で?』
男『あ、えーと、エンジン掛からないんだよね?バッテリーがあがってるかも知れないから』
女『何の?』
男『え?』
女『ん?』
男『車のバッテリーがあがってるかどうか知りたいから、ライト点けてみてくれないかな?』
女『別にいいけど。でもバッテリーあがってたらライト点かないよね?』
男『いや、だから。それを知りたいからライト点けてみて欲しいんだけど。』
女『もしかしてちょっと怒ってる?』
男『いや別に怒ってはないけど?』
女『怒ってるじゃん。何で怒ってるの?』
男『だから怒ってないです』
女『何か悪いこと言いました?言ってくれれば謝りますけど?』
男『大丈夫だから。怒ってないから。大丈夫、大丈夫だから』
女『何が大丈夫なの?』
男『バッテリーの話だったよね?』
女『車でしょ?』
男『ああそう車の話だった』
があります。
これは2chによく登場するコピペなのですが、超極端に表すとこれくらい差があるということです。
問題そのものを解決しようとする男性と、用事に間に合う方法を見つけようとする女性。
注目して欲しいのは、女性のこの電話での会話には裏があって、『迎えに来て送ってよ』というニュアンスが隠されています。
しかし、男性は言葉をそのまま受け取っているので問題解決の方法を取ろうとする。
そこで事故が発生しているということです。
また、非言語的なコミュニケーションの部分を見ていないがために細かく相手の気持ちを受け取ることが出来ていないというのも一つです。
先ほどの章でも書いたように、コミュニケーションは会話の要素が全てではありません。
相手の微妙な変化に意識が向けられていないがために、早い段階で察知できずに事故→喧嘩となってしまうことも多分にあるのです。
事故→喧嘩を回避するために
先ほどの章で書いたように、女性が言葉の裏に別の意味を持たせていることが多いために、そのまま受け取ってしまう男性は女性の気持ちを理解できずに喧嘩に発展してしまうことがあります。
ではどうすれば喧嘩に発展する前にストップをかけることができるのか。
まず第一に、常に『この言葉の裏に意味があるとすればなんだろう?』ということを考える癖をつけておくというのが1つです。
男性脳は基本的に単純なので、そこまで深く相手の言葉の裏を読む癖付けができていません。
なのでまずはLINEなどのメッセージで送られてきた文から考えられる意味性をわけてメモに書き出してみるということを行ってみてください。
慣れてくれば実際の対面会話でも『ん、この人がこのシーンでこれを言うってことはもしかしたら、、、。』ということを即座に思い浮かべることができるようになってきます。
また、相手と話すときに動きや声のトーンに注意を向けることが出来ていれば、言葉と相反するジェスチャーや表情に気づくことができるようになります。
小さくて微妙な変化なことが多いですが、どれだけその微妙な変化に『ん?、、、まあええか。』とならずに『お!これは、、、。』と受け止めることができるかで大きく変わってきます。
今回はコミュニケーションにおいて意識を向けて欲しい大枠、基礎の話をさせて頂きました。
細かなコミュニケーションテクニックを得ることも大切ですが、コミュニケーションをする際に”どれだけ相手に目を向けられているか”ということが重要になってきますので、これを大前提としてコミュニケーションテクニックを身につけて行きましょう。